さばかんの日記

18歳の日記です

結局は人間性

久しぶりに高校の時の友達と会った。現役の時は「お前その参考書で受かるん?w」とか馬鹿にしてた。 

高3の4月悔しそうに見せてきたD判定。それを見て心に余裕ができた俺。今思うと本当に最低だったし頭が悪かった。

推薦で合格したそいつは実質記念受験だった共通テストも凄い点を取ってきた。

1年頑張ったそいつ、1年頑張らなかった自分。

卒業式以来久しぶりに再会した。思い出すのは自分が内心見下していたことだった。そいつも俺が自分を煙たがったり嫌味を言ったことに気づいてた。俺が浪人してることを告げたときそいつはなんの含みもなく、一言 「受験勉強頑張れ。応援してる。」

内心なにか含んでるものがあるのかもしれない。でも、俺を嫌っていた相手にこんな言葉を送れるそいつの人間性に言葉が出なかった。心底羨ましかった。同時にひねくれた自分の人間性に悲しみを覚えた。

エゴイストかつ傲慢であった自分。クラスで常に真ん中に立ち、教師からも好かれようとした。そのくせビッグマウスだった。稀にいる人の内面を見分けることができる人間にはすぐに人格がバレた。八方美人で努力嫌い、嘘つきのユダ。

友達との仲は仮初の友情では無かった。周りもなんの含みも無く自分を好いてくれた。自分だけが仲間に対し含みをもっていた。コンプレックスを抱いていた。

他人がマウントの取り合いをしている所を可哀想だと思った。でも、内心自分が優位に立っているなどと思っていた。

今は独りぼっちの自分。だが今日、そいつから元気をもらった。

自らを見直す機会が訪れた。再び挑戦する権利と共に。だからこの1年、有意義なものにしたいと改めて思った。